茶道教室 お茶のある暮らし 【茶道・写真・道具】

茶道を永年続けている友人が、ご主人から
『茶道はそんなに何年も稽古をしないと覚えられないほど難しいものかね』
と尋ねられたそうです。

友人は、『茶道はなかなか奥が深くてねえ』 と答えたそうなんです。
茶道の世界はなかなか奥が深くて稽古をすればするほどやめられません。

とても魅力のある世界です。


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「遠仁者疎道 不苦者有智」の掛け軸

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写真は、岩井半七さんの「獅子頭香合」です。
友達が大寄せの茶会を催しだ時に飾っていましたので撮らせて頂きました。

掛け軸「遠仁者疎道 不苦者有智」は、
2月の節分に掛けることが多いようです、

「おにはそと ふくはうち」   と読むそうです。
この掛け軸を拝見した時は全く読めませんでした。
こんな掛け軸があるんだ⁉︎
大津絵の「鬼の寒念仏」が画かれていましたが
一風変わった鬼の姿にも驚きました。

今年の節分の日は2月3日です。
明日です。
忘れていた豆まきを、久しぶりにやってみたいと思います。

広口釜

もう2月ですね。
1週間ほどコタツの中で冬眠しました。
2月になると何かと忙しくなりましたので
活動開始です。

2月の寒い時期に使う釜に広口釜があります。
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広い口から湯気が出ているとホッとします。

釜の蓋を取る時は、柄杓を左手でかまえ、
右手で、普通に置いている蓋置きを、右の方へずらして置きかえます。

写真でみると、蓋置きをずーと向こうに置いているようにみえますが、蓋が炉縁にかからない程度に、手前は、点前畳にかからないように置くと良いと思います。
釜の蓋をしめるときは、柄杓を左手に構えて蓋をしめ、すぐに蓋置きを元の位置にもどして、柄杓を蓋置きに引きます。

寒くなると筒茶碗でお茶をいただきたくなりますね。

炭台を使って点前

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この取り合わせで自分は一度稽古させていただきましたが覚えませんでした。
友達に尋ねたり、調べたりしてようやく稽古が出来ました。

あらたまった席なので、
紹鷗棚にぶりぶり香合と羽箒をかざり、
釜敷きは紙釜敷きを使いました。

点前
炭台を持ち出し炉の横に置く。
釜敷きの上に灰器をのせて持ち出す。
下座斜めに座り膝前に置く。
灰器を取り、勝手付のいつもの所に、灰さじの柄を自分に向くように置く。
紙釜敷きを右手で持って炉正面に向き左手で左膝横に置く。

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棚に飾っている羽箒を炉縁の横に下ろし、香合はいつもの位置よりも少し右寄りに右斜めに置く。
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服紗をたたんで釜の蓋をしめ、服紗を帯につけ
鐶を右手で取り、左手で扱って持ち直してから釜へ掛ける
釜敷きの上に釜を上げて鐶を釜に預けて釜正面にまわり、釜の座りを確認する。
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鐶を持ち、左の鐶を引いて釜の向きをかえ、膝をくって棚正面に向く。
釜を勝手付に引き、釜を斜めに向けて鐶をはずし、鐶を左手で釜の真横に置く。



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炉正面に向き、羽箒で炉縁を掃く。IMG_1115
羽箒は、香合にかけておく。
炭台の上の火箸を取り下火を直し、火箸は炭台の元の位置に返す。
体を斜めに向けて灰器を取り、体の正面に置いて釜正面にもどり、灰器を炉近くに置く。

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灰をまき、灰器を元の位置に戻す。
枝炭は、炭をつぐ時邪魔にならないので炭台の上においたままです。
羽箒で炉縁、五徳を掃き胴炭をついだら炭台を両手で炉近くへ寄せて炭をつぐ。
つぎ終わったら火箸を炭台にかえす。
炭台を元に戻す。
羽箒で炉をはいてから炉縁と炭台の間に置く。
香合をとり、香をたく。
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香は、2個入れています。
拝見の所望を受けたら、香合の中の椿の葉を炭台の中の手前に置く。
香合の向きをかえ、羽箒の向こうに出す。

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棚正面に向き左手で鐶を取り釜に掛けて、炉縁の近くまで引き寄せ鐶を釜に預ける。
体を炉正面に移し、釜をかける。
鐶は炭台の左、向こう寄りに置く。
紙釜敷きを左手でとり、炭台の上で
ポンポンと払い、元の左膝横に戻す。
羽箒で釜の蓋を掃き、炭台へ戻す。
左手で紙釜敷きをとり、下座へ右斜めに回り、紙釜敷きを膝前におき、灰器を右手でとって紙釜敷きの上にのせて、水屋へ下がる。
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炭台も引いて、茶道口を閉めます。
香合が返されると、席に出て
炉正面座り、服紗をたたみ服紗で釜の蓋を切ります。
服紗を帯につけ、香合の前に寄り、正客と挨拶を交わし、香合を持って水屋へ下がります。
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お正月ぐらいじやないと、この取り合わせで稽古をしないですね。
大きな棚を押入れから取り出すのは大変ですが時期にあった道具で稽古をできるは楽しいですね。

山下惠光宗匠

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伏見稲荷神社の巻物をくわえている狐です。
狐は、あぶらげをくわえているものと思い込んでいました。

昨日部屋の片づけをしていたら、ノートにはさんだ色あせた切り抜きが出てきました。
山下惠光宗匠が書かれた何かの本の1ページでした。
同門会の総会においでた時は、厳しく指導していただきましたが、
3年ほど前に亡くなられたのがとても残念で寂しいです。
20年ほど前に書かれたのでは?と思いますが
書き写します。

[茶の湯の道を志して、はや四十年が過ぎた。
(中略)
茶の湯は志しを立てても、ただ自分が努力するだけではなくて、さまざまな条件に恵まれなければ習い取りにくい世界である。
三年間続けて習うより、三年間かけて師匠を探せ、という伝えがあるぐらいで、自分にとって良き師とめぐり会うというねは容易なことではない。
(中略)
茶の湯は稽古場で教えられるのでなく、自分自身で習い取るものである。
自分自身がその気にならなければ習い取れるものではない。その習いも学問ではなく、実践の中で体得してゆくものである。]


まだまだお話しは続きますがこの辺で。


雪是豊年瑞

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紅葉前の嵐山です。
今は雪景色でしようか?
寒さに弱い私は雪が苦手ですが、写真などで雪景色の嵐山を見ると行きたくなります。

「雪是豊年瑞 」ゆきはこれほうねんのしるし

有馬鯆貉瓩涼書の中に次の説明がありました

  (雪が多く降れば、その年は豊作になるということ。
「雪は五穀の精にて、雪汁にひたし植うれば、
虫の喰はざるのみならず、
旱(ひでり)にも痛まず」と「農業全書」にある
また「万葉集」に「新しき年のはじめに豊の年しるすとならし雪の降れるは」とある。)

今朝テレビをつけたままブログを書いていると
山形県庄内平野の米づくりを映していたので
見入ってしまいました。
15代目の若いお百姓さんが20ヘクタールも
米づくりをしている姿。
広い広い田んぼに水が入り田植えをしている
姿。

また、米の取り入れを終えた農閑期に、鮭の稚魚の養殖をしている方が、
「3月の雪解け水が日本海に流れ出て、1gの鮭の稚魚を放流した後のえさになる。」とお話ししていました。

天気予報で雪が降ると予報されると、嫌だ、いやだーと言う自分を少しだけ反省。

炭台 ぶりぶり香合

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炭台は檜で作られていて、もっともあらたまったときの広間で炭をつぐときに使います。
ぶりぶり香合とともに取り合わされることが多いです。
炭を組む時は、とじ目を向こう側にし、小奉書を敷いてその上に炭を組みます。
小奉書は、横長の左側を下に折り込み、
手前側の左右の角を折り込み、手前をキッチリ敷きます。向こう側は折らずにそのまま延ばしたままです。
炭は普通に組み、火箸は左の余白に置き、
枝炭は右側の炭の横、鐶は炭の手前にもたせかけます。

ぶりぶり香合は炭台の上に入れにくいので、持ち出したり棚に羽箒と一緒に飾り付けします。
ぶりぶり香合を使わない時は、炭台の左下に置き、羽箒は火箸の上に置きます。

部屋のしつらえ

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お正月のしつらえにしました。
掛け物  春入千林處々鶯  堀内宗完書
床          三宝に俵熨斗三ツ重ね
青竹に結び柳 椿

毎年同じ飾りつけですが、今年の柳には驚きです⁉️
お茶道具さんにお世話して頂くのですが、
昨年の豪雨や気候不順で柳の生育が悪く、
量が少なく短くて値段が高い。
いつもなら畳の上まで垂れ下るのに。

結び柳にするようになったのは、中国の故事にならって、送別会の宴の御膳の上に柳の小枝を
結んで置いておけば、その人は必ず戻って来る
と言う考えがあるそうです。

この風習が日本に入って、茶の湯では結び柳になり、ふたたびお正月が戻ってきて、一陽来復を祝うそうです。
そして春に芽をふく曙椿をとりあわせるそうです。

昨年京都を訪れた時、川べりに柳の木が沢山ありました。昔から身近にあったからお茶のなかに取り入れたのかなと思いました。

今年は

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今年も楽しいお茶が出来ますように。
2019年が明けて18日になってしまいました。
1年前は、帯状疱疹の痛みでイタイ!イタイ!とうなっていたが、今年は歯が折れて抜いたのでイタイ。
元気のつもりなのに、、、、

3月にお家元で利休忌がありますので、今年こそ参加したくて申し込みました。

今年も自分らしく生活したいと思います。

口切 くちきり

「茶壺の口封をきる茶事で、茶壺の中の茶葉を茶臼で挽いて客にふるまいます。」


客は、お茶席へ入り、
床に飾っている茶壺の拝見を済ませ、亭主が炭をつぎ、客は懐石 、主菓子を頂き、いったん席を出て腰掛けに休みます。
中立ち間に亭主は席中をあらためて濃茶の用意をします。
水屋で茶壺の茶葉を挽き終えています。
次は、新茶を振舞う後座の席です。
案内状に「粗茶一服差しあげたく」と書いてある粗茶が濃茶のことです。
濃茶を頂き、釜の煮えが落ちていれば炭を直し
最後に、薄茶をもてなします。


以前、古物市で求めた石臼で煎茶をひいてみました。
穴から茶葉を入れ、挽き手を握って臼を反時計回りに回すと、下臼との間から鮮やかな抹茶がでてきました。が、いつもの抹茶ではない。

茶壺の茶葉は、新芽を摘み取り直ぐに蒸して乾かし、三ミリ角位の茶葉にして茶壺に貯えられるそうです。だから鮮やかな緑色を保ち、なんとも言えないいい香りがするんですね。

講習会で、脇宗匠が「棗に抹茶を入れる量に気をつける様に。昔は、棗の分量を挽くには相当の時間がかかりました」と注意を受けました。


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稽古とは一より習い

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稽古とは一より習い十を知り
十よりかえるもとのその一

利休さんが、茶道の精神、作法の心得などを百首歌にまとめたと言われている
「利休百首」あるいは「利休道歌」の一首です

師匠から度々言われていた言葉ですが
「ふ〜ん」と聞き流していました。と、言うか
意味がわからず真剣に考えもしませんでした。
その時の私は、ただ点前を覚える事だけに力が入っていた様に覚えています。

この一首の私なりの解釈は
お稽古は、一から習い段階を進み十までたどり着き、又、一より稽古を進めていく。
でも、その時は最初の一ではなく進歩しているはず。何度も稽古を重ねることが大切だと教えられているんだと思います。

まだ私の思いを書き続けて申し訳ないけど聞いてください。  
 稽古を続けていくうちに、
「稽古事はみて覚えなさい」「形を覚えると後から理屈がわかってくる」
この教えかたに 「私だったらこんな教え方しないのに!」と生意気に思い続けていました。

そんな時、ある本に
「習い事は、最初の10年は師匠の言う通りに基礎を覚えなさい。次の10年は、自分のやり方を考えなさい。そして次の10年は師匠が言った通りに戻りなさい。」

この文章を読んだ時、心の中で反発してよかったんだとうれしく思いました。
今は、師匠からの教えプラス私なりの思いを合わせています。
強く何度も教えられたのは
「稽古は、形をしっかり覚えるとこと。そうすれば「な〜るほど」と理屈がわかってくる。」

写真の掛け物は、
「万法帰一」 ばんぽうきいつ
意味は、よくわからない。難しい。
「さあ!気持ちを入れ替えて頑張るぞー」と
いう時にこの言葉をおもい浮かべます。


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