七事式は、けいこを引き締め修練を目的に工夫されたと言われております。
そのうちの、且座は、如心斎が新たに工夫、制定されたもので、花、炭、香、濃茶、
薄茶を主客5人で分担します。
正客は花を入れ、二客は炭をつぎ、三客は香をたき、東は濃茶、半東は薄茶を点て、
それぞれの点前に必要な道具を席中に運び出すのは半東の役目で、東は進行係りです。
東(とう)は亭主の事で 半東(はんとう)は亭主の補佐役の事、 昔中国の礼法でよばれていた呼び名だそうです。

且座の稽古を始めたころは、何がなんだか分からず、やっとついていくだけでした。
今は、少し余裕が出てきて風炉の時期と、炉の時期の違いがわかるようになりました。そして、もし私が考えたなら、正客が掛軸を掛け、二客が花を入れ、三客が炭をつぐようにしたと思う。でも、如心斎は、炭をついだ後、香をたかず、三客が香をたくように制定したことはさすがに、さすがにと関心させられます。
(私の思いを如心斎宗匠と比べることは大変おこがましいのですが)

山下恵光宗匠が香道のお家元をお茶事に招いたビデオを見ていたとき、お土産に頂いたお香を席中で同席の方々と聞いていましたが、普通私たちがお稽古の時にする点前
のなかでは、香を聞く作法は且座の時だけではないでしようか。