立礼は、椅子、テーブルを用いてする点前を言います。
明治時代以降、生活様式の欧米化に伴い考えられ、風炉の運び薄茶点前を基本にして行ないます。テーブルの立礼卓も各お家元によるお好みがあります。

一年を通じて行なわれる大寄せの茶会では、長時間座れない方や、初心者の方などには、とても楽にお茶の時間を楽しめるのではないかと思います。
席中には、掛物の替わりに、色紙や短冊を掛け、一輪差しや小さな籠に花をいけているのを見かけます。
また、お家元お好みの卓を使わずにアイデアを生かしたテーブルで行なう事もあります。お点前の作法は室内でする運びの薄茶点前と同じです。

まず道具を運び出します。
茶道口で一礼し、置きつけてある水指の前に、薄茶器、茶碗を持ち出し次に、建水を持ち出し、釜の下の棚に置きます。
場合によっては、水指の前に薄茶きと茶碗を置きつけておきます。
蓋置きを置く場所は、釜の左手前隅に置き、柄杓を引く時は、柄杓の柄を自分と平行になるように、釜前に横向きに置きます。
道具を順に清めていき、茶碗に抹茶を入れます。
水指のふたを開ける時、大きな蓋の時は水指の右横手前に伏せて置きます。
こうすると、ころころと蓋が回らず安心です。
お茶が立つと、茶碗を右横、左横、右手前と持ち替え卓の右横、手前に仮置きし、体を右に回して、茶碗の向きを替え脇の台の上に出します。
茶碗は、半東が客に取次ぎします。