茶道教室 お茶のある暮らし 【茶道・写真・道具】

茶道を永年続けている友人が、ご主人から
『茶道はそんなに何年も稽古をしないと覚えられないほど難しいものかね』
と尋ねられたそうです。

友人は、『茶道はなかなか奥が深くてねえ』 と答えたそうなんです。
茶道の世界はなかなか奥が深くて稽古をすればするほどやめられません。

とても魅力のある世界です。


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お茶の席

夜咄(よばなし)

表千家のビデオを見ていましたら、夜咄の事をお話ししていました。

利休の時代の茶会は夜、行なう事が多かったようです。
夕暮れから始まり時を忘れるようにゆるゆると夜長に行なわれていたようです。

濃茶一碗を楽茶碗で飲みまわす作法は、利休がなくなる4年〜5年前から始まり、
客が心を一つにして茶事を楽しんだようです。

ビデオを見て、興味を持ったのは、後座の席でのしつらえです。

客が中立をした後、
掛物を外し払子(ほっす)(中国から伝わった仏具の一つ)を掛けていました。
夜咄では、床に花を生けることを嫌ったからのようです。
盆石を飾ったり、竹箆(しっぺい)を床に置いたり、また石菖(せきしょう)をいけ
る事もあるそうです。

夜咄を催すのは、よほど茶の湯の心得のある方がするものだと感心しました。
自分もいつか催す事が出来たらとおもいます。

初釜

12月も半ばになり徐々に忙しくなりました。
新年になると、初釜が待っています。
初釜は年が明けて始めて釜を懸け新年を祝います。
初釜の時は、「炉、正午の茶事」で、行ないます。
席入りをし、挨拶を済ませたのち、初炭、懐石、中立ち、後入り、濃茶、薄茶と進みます。
初釜の時は、師匠が点前をすると聞いています。
稽古のとき、先生が点前をして教える事はしないので、初釜の時は、「見て取る」様にと言われました。
「見て取る」と言う言葉を若い方は理解できるでしょうか?

炭点前の道具

DSC03085
炉になると炭点前が楽しくなります。
お稽古をされている方のほとんどの方が、冷暖房完備の教室でお稽古をされている事でしょう。私の先生は、高齢ですので以前から、暑さ、寒さを辛抱される方でしたので、当然、自然のままで稽古をしていました。
まさに、家元と同じ環境でした。この頃は、緩やかになり、涼しい環境、暖かい環境で稽古をすることができるようになりました。
人間とは贅沢に慣れると怖いものですね。稽古のとき暑かったり、寒かったりすると
ちょっと不足に思うときがあります。

炉の炭点前で、羽根を使ったあと皆で炉の周りにいきますが、その時、炭の暖かさをとても感じます。その時が、楽しいなと感じる瞬間です。

写真左上
炭斗(すみとり)・・炭を入れて席中に運び出す器。籠が一般的です。

左手前     
香合(こうごう)・・香を入れる器。炉にはいろいろな形の焼物が使われます。
          普通の炭点前のときは、練香を三つ入れておきます。

中央上
羽ぼうき・・・・・・炉ぶちや釜の蓋を掃くときに使います。
火箸(ひばし)・・・炭をつぐのに使います。

中央下
環(かん)・・・・・釜の環付にかけて釜の上げ下ろしに使います。

右上
釜敷き(かましき)・畳の上に釜を上げるときに敷くもの。

右下
灰器(はいき)・・・灰を入れて席中に持ち出す器。炉用の方が大ぶりです。
灰匙(はいさじ)・・灰をまくときに使います。灰器に添えて席中に持ち出します。

炭点前は、さらりとしなさいと注意されますが、なかなか炭の扱いは難しいです。
先生からは、冗談で「消防士」にならないよう炭をつぎなさいといわれますので、
炭点前が済んだあと、パチパチと炭の音がすると安心します。

棚 炉縁

炉ぶち写真には、風炉先屏風,棚、水指、茶器、釜が所定の場所にあります。
棚を置いてある畳を道具畳(点前座)と言い、道具畳の右側を客付、左側を勝手付といいます。
手前の畳を踏み込み畳と言い、亭主が出入りする畳です。

炉のしつらえ

部屋
友達のお稽古場が炉のしつらえになりましたので、遊びに行きました。
席中の様子です。
床には、掛物と花
道具畳は二重棚の初飾りです。


掛物・・色紙に「山呼萬歳聲」山は呼ぶ万歳の声(やまはよぶ ばんぜいのこえ)
花入・・備前
花・・・紅白の椿 黒ロウバイの黄葉
棚・・・二重棚 糸巻き棚(碌々斎好み 二重の下の棚に糸巻きの透かしがある)
水指・・桶側(おけがわ)胴に十数本の縦線を入れ、桶のような形に作ったもの
釜 ・・真形釜(しんなりがま)

炉はお湯を沸かすために茶席に切られた囲炉裏のことです。

炉では、亭主は客付き斜めに向き、点前をします。炉をはさんで亭主と客が向かい会うので親しみを感じます。

床の間のある日本の座敷には、上座(じょうざ)と下座(げざ)があります。
上座は、床の間に近い座を言い、茶席では、正客が座る席です。
下座は、床の間から遠い方で末客の席になります。
 

炉の花 椿

白色の椿の花が、炉開きの改まった雰囲気を一層引き立てている気がします。
椿のつやつやした緑色した葉と真紅の花は、古来より繁栄を象徴する一方、呪術的な魔力を持つと考えられてきました。

現在では、椿の品種は改良を重ね、2000種を数えるそうです。

炉開きから正月、そして4月ごろまで入れられるので、冬の茶花の王様のようです。

昔、先生から、夏はむくげ、冬は椿の花があれば不自由しないので、是非庭に植えるよう言われたのを思い出しました。

椿の花を入れるときに、花水木、夏はぜ、丸葉まんさく、ロウバイ、はしばみ、日向水木、真弓、りょうぶ、山法師、とりとまらず、ハマボウの照り葉を添えているのをよくみかけます。

表千家家元の初釜では、結び柳と白梅、紅白椿を入れ、柳を水引で結わえるのが、しきたりのようです。

敷き松葉

先日から真冬並みの寒さがしています。
11月に雪が降ることがあるのですね。驚きです。
今年の異常に暑かった夏が過ぎほっとしていたのに、いつの間にか寒い冬がやってきました。

日本には四季があるので楽しみもたくさんありますが、寒さが苦手な私には冬は早く去ってほしいと思います。

口切りの頃、露地に松葉を敷きます。
苔を寒さから守る意味合いもあると思いますが、冬の風情として、とても面白いと思います。
昔の人は本当にセンスが良いと感心します。

敷き松葉は、松の木のある露地に、松葉の落ち葉を掃き集めて植え込みのなかに敷き、正月ごろから少しずつあげて、暖かくなるにつれ松葉を敷いた場所を少なくしていき、風炉になる時はすべてをあげるようです。

茶会のマナー

先日、大寄せの茶会があり友達が釜を懸けるので参加しました。
今回の大寄せの茶会では、正客もスムースに決まり、一席に40名ほどが席入りしました。私は、下座にいくことが多いので、今回も下座に座りました。

40名が次々に席につくには多少の時間がかかります。
皆が席に着いているとき早くに席入りした60代前般らしき女性が、あろう事か、デジカメで掛け軸、お花、飾りつけの香合などを次々に撮り始めました。
年を重ねていくと女性はあつかましくなると言うが、厚かましいのではなく礼儀を知らないのではないだろうかと思わずに入られませんでした。
皆さんがお茶を飲み、お道具の拝見が済んだあとに、さっと撮るのであればいいでしょうが、まだ、会も始まっていない時に撮るのはマナー違反だと思います。
あの人が撮っているから、私も撮ろうなんてしないことですね。

藁灰

やはり炉の時季になると落ち着いてお茶の稽古をしょうと思うようになるのは私だけでしょうか?
炉の時季の茶事に招かれた時,寄り付きに火鉢の用意があったことありませんか?
寒い日の気軽な茶会や茶事の時など、火鉢に藁灰を入れているのを見たことがあると思います。
 
藁灰は、稲藁で作った灰で、火鉢や瓶掛(びんかけ)につかう灰です。
素朴でざんぐりとした風情のある灰です。

でも、正式に座敷に置く場合の火鉢は、風炉に使うような灰を使うようです。

藁灰の作り方
稲藁は、折れたりしていないものが良く、藁の下の方のはかまを綺麗に取る。
よく乾燥させる。
藁に火をつけ、全体に火が素早く行き渡るように,火箸で燃えやすいようにする。
藁の形が残るようにするので、藁をかき混ぜないようにする。
火が鎮まってきたら全体に水を軽く掛ける。
完全に火が消えたら、藁灰の形が崩れないように壷に入れて保管する。

夜咄に招かれた時、待合に火鉢の用意があり、その中の藁灰の黒と赤赤と燃えている炭の赤い色が印象的でした。
部屋の明かりがうす暗かったので、ますます綺麗でした。

自服 服かげん

お茶の稽古をしていると、まず言葉使いに驚きませんか?
あまり聞きなれない言葉が出てきますので驚きましたが、毎回聞いていると、自分のものになってきました。

濃茶を点てて、客に出し、正客が一口飲んだ後、亭主が「お服かげんは、いかがでしょうか?」と尋ねます
先生によってお答えの言葉は違いますが、「大変結構でございます。」「結構なお服かげんでございます」などお答えすると思います。
お服加減はいかがですか?とは、亭主が点てたお茶のお湯の温度や、お練具合、茶の濃さなどはどうでしたかと言うことです。

薄茶の時に、正客が「ご亭主もご自服ください」と亭主にすすめるときがあります。
その時は、亭主が点てたお茶を自ら飲むことです。

普段丁寧な言葉を使わなかった私は、お茶の席でことばが出てこなく、恥ずかしい思いをしたことがたびたびありました。
それで出来うる限り普段から言葉使いには、気をつけるようにしています。
でも、茶事の時の挨拶の稽古をするときは、やはり正客らしく時季の挨拶をすることが出来ません。
ただ、お茶の時の言葉を言うのではなく、社会に目を向け、季節を感じながら生活を普段からしているといいのかなと思ったりもします。
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