茶道教室 お茶のある暮らし 【茶道・写真・道具】

茶道を永年続けている友人が、ご主人から
『茶道はそんなに何年も稽古をしないと覚えられないほど難しいものかね』
と尋ねられたそうです。

友人は、『茶道はなかなか奥が深くてねえ』 と答えたそうなんです。
茶道の世界はなかなか奥が深くて稽古をすればするほどやめられません。

とても魅力のある世界です。


Copyright (C) 2008-2012 茶道教室 お茶のある暮らし. All Rights Reserved.
当サイトに掲載された文章・画像・データ等の無断転載を禁じます。



作法

広口釜

もう2月ですね。
1週間ほどコタツの中で冬眠しました。
2月になると何かと忙しくなりましたので
活動開始です。

2月の寒い時期に使う釜に広口釜があります。
IMG_1145
広い口から湯気が出ているとホッとします。

釜の蓋を取る時は、柄杓を左手でかまえ、
右手で、普通に置いている蓋置きを、右の方へずらして置きかえます。

写真でみると、蓋置きをずーと向こうに置いているようにみえますが、蓋が炉縁にかからない程度に、手前は、点前畳にかからないように置くと良いと思います。
釜の蓋をしめるときは、柄杓を左手に構えて蓋をしめ、すぐに蓋置きを元の位置にもどして、柄杓を蓋置きに引きます。

寒くなると筒茶碗でお茶をいただきたくなりますね。


炭台を使って点前

FullSizeRender
この取り合わせで自分は一度稽古させていただきましたが覚えませんでした。
友達に尋ねたり、調べたりしてようやく稽古が出来ました。

あらたまった席なので、
紹鷗棚にぶりぶり香合と羽箒をかざり、
釜敷きは紙釜敷きを使いました。

点前
炭台を持ち出し炉の横に置く。
釜敷きの上に灰器をのせて持ち出す。
下座斜めに座り膝前に置く。
灰器を取り、勝手付のいつもの所に、灰さじの柄を自分に向くように置く。
紙釜敷きを右手で持って炉正面に向き左手で左膝横に置く。

FullSizeRender
棚に飾っている羽箒を炉縁の横に下ろし、香合はいつもの位置よりも少し右寄りに右斜めに置く。
IMG_1113

服紗をたたんで釜の蓋をしめ、服紗を帯につけ
鐶を右手で取り、左手で扱って持ち直してから釜へ掛ける
釜敷きの上に釜を上げて鐶を釜に預けて釜正面にまわり、釜の座りを確認する。
IMG_1126

鐶を持ち、左の鐶を引いて釜の向きをかえ、膝をくって棚正面に向く。
釜を勝手付に引き、釜を斜めに向けて鐶をはずし、鐶を左手で釜の真横に置く。



IMG_1123
炉正面に向き、羽箒で炉縁を掃く。IMG_1115
羽箒は、香合にかけておく。
炭台の上の火箸を取り下火を直し、火箸は炭台の元の位置に返す。
体を斜めに向けて灰器を取り、体の正面に置いて釜正面にもどり、灰器を炉近くに置く。

IMG_1130

灰をまき、灰器を元の位置に戻す。
枝炭は、炭をつぐ時邪魔にならないので炭台の上においたままです。
羽箒で炉縁、五徳を掃き胴炭をついだら炭台を両手で炉近くへ寄せて炭をつぐ。
つぎ終わったら火箸を炭台にかえす。
炭台を元に戻す。
羽箒で炉をはいてから炉縁と炭台の間に置く。
香合をとり、香をたく。
FullSizeRender
香は、2個入れています。
拝見の所望を受けたら、香合の中の椿の葉を炭台の中の手前に置く。
香合の向きをかえ、羽箒の向こうに出す。

IMG_1117

棚正面に向き左手で鐶を取り釜に掛けて、炉縁の近くまで引き寄せ鐶を釜に預ける。
体を炉正面に移し、釜をかける。
鐶は炭台の左、向こう寄りに置く。
紙釜敷きを左手でとり、炭台の上で
ポンポンと払い、元の左膝横に戻す。
羽箒で釜の蓋を掃き、炭台へ戻す。
左手で紙釜敷きをとり、下座へ右斜めに回り、紙釜敷きを膝前におき、灰器を右手でとって紙釜敷きの上にのせて、水屋へ下がる。
IMG_1120

炭台も引いて、茶道口を閉めます。
香合が返されると、席に出て
炉正面座り、服紗をたたみ服紗で釜の蓋を切ります。
服紗を帯につけ、香合の前に寄り、正客と挨拶を交わし、香合を持って水屋へ下がります。
IMG_1122

お正月ぐらいじやないと、この取り合わせで稽古をしないですね。
大きな棚を押入れから取り出すのは大変ですが時期にあった道具で稽古をできるは楽しいですね。

壺飾

昔、毎年新茶の取れる初夏に、茶壺を宇治の茶師のもとへ持って行き、乾燥した碾茶(てんちゃ)を壺に詰めさせます。濃茶は和紙袋に入れて茶壺に詰め、薄茶にする茶葉は袋の周囲にじかに詰めます。
茶壺の蓋をしめ口封がされ、茶師から戻って来るとそのまま冷暗所で貯えておきます。
夏が過ぎ立冬の頃になると、茶壺の中の新茶は
旨味が増し味がよくなっています。

この頃が開炉の時季になり、
今年の新茶を初めてお客様に供す「口切り」の
茶事が催されます。
その時に、その壺を床に飾るのが「壺飾」です

床に飾り方と拝見の仕方をお稽古します。
壺の上に口覆いを掛け口緒で結びます。
茶壺を床の中央か、下座三分の一の所に飾ります。

今は新茶をすぐに頂くことが出来るので実感がありませんし、我が家の壺は稽古用ですので中に茶葉は入っておらず、何の音もしません。が
古き時代に思いを馳せながら拝見すると楽しいものです。

「茶壺道中」と言う言葉を聞いたことがあると思います
将軍家へ献上するお茶を宇治から江戸まで運ぶ
行列のことです。

ずいずいずっころばし、ごまみそずい〜〜と
歌ったことありませんか?
茶壺道中が近づくと  トッ ピンシャン
戸をぴっしゃんと閉めたそうですFullSizeRender

茶壺道中が庶民にとっては嫌な行列だったと
お茶を習い始めて知りました。
(他の解釈もあるそうですが)

壺飾の事を2010年の6月に書いていたのに又書いてしまいました。

稽古が進むにつれて

先日、稽古が進むにつれて段階がある事を書きましたが、「習事」の次ぎに「飾物」があります。
五ヶ条からなっています。
○「軸飾」 じくかざり
   掛け物の掛けかた

○ 「壺飾」 つぼかざり
   茶壺の飾り方と拝見の仕方

○ 「茶入飾」 ちゃいれかざり
   由緒ある茶入の飾り方と拝見の仕方

○ 「茶碗飾」 ちゃわんかざり
   由緒ある茶碗の飾り方と拝見の仕方

○  「茶杓飾」 ちゃしゃくかざり
   由緒ある茶杓の飾り方と拝見の仕方





お稽古が進むにつれて

割げいこで基本的な所作の稽古が進むにつれて、道具の取り扱い方や知識が必要になってきます。
一つ一つのお点前がつながってお茶事を行えるようになります。
次の段階の稽古をするには、相伝(そうでん)という名で師匠が家元に免状のお取り次ぎをします。その時は、申請料金が必要です。
上の段階に進む時は申請が必要になります。
私はお茶の何が好きだったのかわかりませんが45年程続けてきました。
時折おもいます。
お茶をしていなかったらお金が貯まっていただろうなぁ。
でも、お茶の稽古は私を色々な面で支えてくれました。話しが寄り道をしてしまいました。

最初の相伝は 習事(ならいごと)です。
台飾 (だいかざり)
 濃茶を天目台にのせて客にすすめます。

茶筅飾 (ちゃせんかざり)
 茶入、茶碗、茶杓、水指のどれか由緒あるもを 使って濃茶を点てます。

組合点 (くみあわせだて)
 由緒ある建水を使って濃茶を点てます。

仕組点 (しくみだて)
  茶碗と建水を一緒に持ち出して濃茶を点てます 
 高齢者にいい点前です。

長緒 (ながお)
 茶入の仕覆の緒の長いものを扱い濃茶を点てます。

盆香合 (ぼんこうごう)
 由緒ある香合を使う炭点前です。

 花所望 (はなしょもう)
 客に花を入れてもらいます。

 炭所望 (すみしよもう)
  客に炭をついでもらいます。


いろいろしなくてもたくさんの方と楽しくやりたいと思う方は、公共の施設で数か月毎に募集しているお稽古場に通うこともいいかなと思います。
区市町村で違いがあるかとは思いますが。

土風炉

乳鉢土風炉毎日暑い日が続きます。冷房の利いた部屋にいれば汗は出ませんが、そうもいかず「暑い暑いと口癖のように言っています。
初めて土風炉の灰に挑戦しました。拝見した事はあるのですが、自分でした事はありませんので、本を見ながらやってみました。茶会などでは、ただ何となく拝見しているのでいざ自分がする事は難しいです。土風炉の灰形は、遠山灰が原則のようです。遠山灰は風炉の手前に丸く弧を描く峰、向こう側にこんもりと盛り上がった山を作りますが、初めてなのでとても難しいです。
写真の灰形は、自分なりにしてみましたので近いうちに師匠に見ていただきます。

釜の音

今日は久しぶりに5人が集まったので且座の稽古をしました。
七事式は普通のお茶の稽古とはちょっと違い茶道口は開けたままにしておきます。公開の席で行なわれるからだそうです。
客3人と東、半東の5人で行ないます。
正客は花を入れ、次客は炭をつぎ、三客は香をたき、亭主の東は濃茶を点て、亭主の補佐役の半東は薄茶を点てます。
私は、花を入れることが苦手なので正客をさせてもらい花を入れました。
用意されている花を選び、花入れに入れることはなかなか難しいと思います。
稽古が進んで行き、お茶を点てる頃になると、釜の煮えの音がし始めました。

釜の音には4段階あると昔聞いたことがあります。
はじめはこおろぎの鳴く声、遠く波の音、松風のごとく、そしてゴロゴロと雷声の如しと覚えています。
人それぞれ表現方法は違うと思いますが、なるほどと思いませんか?
今日の釜の音は、雷までは行きませんでしたが、いい音でした。

飾物五箇条

青田一昔前は、習事十三ヵ条のなかに軸飾り、壷飾り、茶入れ飾り、茶碗飾り、茶杓飾りがありました。
今は、この5つが飾物と呼ばれています。床に、掛物、茶壷、茶入れ、茶碗、茶杓を飾っており、席入り後に拝見します。

軸飾りとは、掛物が名物、御宸翰〔ごしんかん〕、あるいは由緒のある掛物の時に飾ります。
御宸翰とは、天皇が自ら書いた文章のことです。
掛物は、客が茶席に入る前にかけておくのが普通ですが、軸飾りのときは、巻いたまま床に飾って置き、客が茶席に入り、掛け軸の拝見を所望します。客の所望に応じて床に掛けます。

習事八箇条

無心帰大道お茶の友達が「主人からお茶の稽古とはなにを勉強するのか」と言われ、自分は「おもてなしの心を勉強する」と答えたときかされた。なるほど!
もし私だったらなんと答えるだろうかとふと考えた。多分「さあー、楽しいから稽古するんじゃない」と答える様な気がする。
ある日、調べたい事がありお茶の本をひろげると、日ごろは読まない最初の
ページにふとめが行った。
そこには、「茶の心をわかりやすく説明しょうとすれば、それはおいしい茶をもてなし、もてなされる道のことだ、と言ってもよいであろう」と記されていました。友達の答えはまさに優等生の答えだったのです。ね!

稽古を重ねていくと最初の許し物である「習事」、続いて「飾り物」があり、合わせて13の式法を習います。
何年か前までは「習い事十三ヵ条」と言っていましたが,今は二つに分かれています。
「習事」には、台飾り、茶筅飾り、組み合わせ点、仕組み点、長緒の濃茶を点てる点前と、盆香合の炭点前、花所望の客に花をいけてもらうこと、炭所望の客に
炭をついでもらう事を所望する式法の八つがあります。

お茶の稽古はただ薄茶や濃茶を点て飲む事だけではないので、楽しいのだと思います。

「無心帰大道」無心にして大道に帰す
無心とは作為を入れないこと。悟ろうなどという計らいも捨てる事をいう。
大道とは悟り、または真理の事を指す。茶道など諸々の芸事の奥義と考えてもよい。無心であって初めてそれと一体となる。無心そのままが悟りの境地。
「茶席の禅語大辞典」より

煙草盆 莨盆

煙草盆莨盆 <たばこぼん>大寄せの茶会の立礼席にて

先日、講習会があったので参加しました。水屋当番の方がインフルエンザで急に欠席してしまい、人手が足りず手伝いをすることになりました。
「火入れの灰をしてください」と言われ、自信のない私はお断りしたかったけど準備で忙しいことが解っているので、いい訳も出来ずさせて頂きました。
自信がないので手が振るえてできない、出来ないから時間だけが過ぎていく。
「出来ません」とお断りしたかったのですが、恥ずかしさと気の強さでどうにか出来上がりましたが、如何に日ごろの稽古が足りないか思い知らされました。

茶会や茶事で煙草盆が出されますが、茶室でたばこをふかしながらお茶を楽しむ光景を拝見したことがありません。
例え吸いたくても今の時勢では、人前でゆっくりと煙草をふかす気分にならないのではと思います。単なる飾り物になっているような気がします。
「数茶」の稽古では煙草盆は必ず出てきますが、私は次の人に送る事だけが頭にあり、煙草盆のなかに置かれている、火入、煙草入れ、灰吹、煙管を拝見する余裕すらありません。

火入の灰を押す時は、まず火入れの灰をあたためていないと、炭が消える事が多いようです。
押さえる前に火箸で灰を底からかき混ぜて柔らかくし、空気をたくさん含ませふんわりさせ、十分火のおきた炭を入れ、少し右に傾けます。

<どうして炭を傾けるのだろうと思ったことありませんか?>

私は、習い始めてどうして傾かせるのだろうと疑問に思っていましたが、先生にむやみやたらに質問は出来ないので、疑問を長い間あたためていました。
ある時ふと思いました。
昔、祖母が部屋の中央に置いていた四角い木枠の火鉢の引き出しから、刻み煙草を出し煙管につめ、口にくわえ少し頭を右に傾けて火鉢の炭で、煙草に火をつけていました。
多分、ほとんどの方が右手に煙管を持ち火をつけるので、右に傾いているほうが付けやすいのだろうと思います。

次に、灰押さえで灰を富士山形に寄せながら押さえて、形を整え、香箸や火箸で均等に筋目をつけていきます。
ここが難しい!!筋目をつけるときが私は非常に難しい。
息をしないように集中して筋目をつけますが、上手く出来ない。
何度も稽古するのみですね。
Google検索
おすすめ

にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へ 

記事検索
携帯用QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ