茶道教室 お茶のある暮らし 【茶道・写真・道具】

茶道を永年続けている友人が、ご主人から
『茶道はそんなに何年も稽古をしないと覚えられないほど難しいものかね』
と尋ねられたそうです。

友人は、『茶道はなかなか奥が深くてねえ』 と答えたそうなんです。
茶道の世界はなかなか奥が深くて稽古をすればするほどやめられません。

とても魅力のある世界です。


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茶事

懐石とは

 茶事には、食事を伴い、その時に出される食事を懐石といいます。」
禅宗の修行から出た言葉と言われ、空腹を忘れようとして、暖めた石を懐に入れた程度の、ごく軽い食事の事を言います。

一汁一菜が原型で、今はとても豪華になり一汁ニ菜、あるいは一汁三菜と預け鉢が出されます。それと、吸い物(箸洗)、八寸が出ます。
預け鉢の事を強肴(しいさかな)とも言います。

一汁二菜は飯、汁、向付け、煮物碗で、一汁三菜は、飯、汁、向付け、煮物碗、焼物が出されます。

懐石料理をおいしくいただく事はもちろんですが、箸の持ち方、お碗の取り扱い方など身に付けたいものです。

名残りの茶事 作法

だいたい10月の終わりごろから11月の初めに行なわれる名残りの茶事は、風炉で行なわれます。
正午に懐石が出されるように始めるので、正式な「風炉正午の茶事」で行ないます。炉の正午の茶事と大きな差はありませんが、初炭と懐石の順番が違ってきます。
しかし、同じ風炉の茶事でも、初風炉の茶事や、朝茶に比べると全体的に、わびしい風情を込めたあくまでも名残りを惜しむ心持の、さびた茶事です。

名残りの茶事 道具

10月はお茶の世界では、名残りと呼ばれています。昨年の開炉の時から使い始めた茶壷の茶も残り少なくなり、茶の名残りが惜しまれるからです。
風炉から炉に移る少し前の10月すえごろ行なう茶事を「名残りの茶事」といいます

今頃は、茶壷の茶葉を臼で引く事も無く、初夏にはすぐに新茶が店頭にならぶので、
名残りの言葉は実感しがたいものです。しかし、秋深くなると何となく心寂しくなってきます。

取り合わせる道具は、丸く押さえられた灰に掻上げとよぶ縦の筋を入れた「鉄の前欠き風炉」や、「やつれ風炉」を中央に据えています。
すべてに渋みをただよわせ、花は、残花や返り花などをまじえ秋草をいけています。
少々ひび割れをつづくった茶碗や、茶入れなどもこの時季は面白いと言われています

昔、10月の末に行なわれた大きな茶会の時、やつれ風炉が据えられており、はじめて「やつれ風炉」を拝見させていただいた私は、鉄風炉の上部が欠けており驚きました。この時の主菓子は、栗きんとんだったことを覚えています。

口切りの茶事 壷飾り

口切りの茶事では、床の間に茶壷を飾っています。茶壷には口覆いがかけられ、口緒(くちお)で結ばれています。客は席入りし、床の拝見のあと、茶壷の拝見を請います。茶壷の中に、茶葉を詰めたままの事もあり、空のこともあります。茶葉が入った壷を実壷と呼び、実壷のときは壷を倒して扱い、空の時は立てたまま拝見するそうです。この後の、濃茶、薄茶の席で新茶によって点てられます。
昔から口切りの頃が茶の正月とよばれ、口切りを祝う心で、おめでたい銘の道具を使ったり、庭の垣の竹を青竹に改めたりします。

この後、初炭にて炉に炭がつがれます。
次に、懐石がふるまわれ、懐石が終わると主菓子が出されます。
菓子を頂いた後、外の腰掛へ出ます。中立ちと言います。
銅鑼や喚鐘の合図で後座の席に席入りします。
床には、炉の花である椿がいけられる事が多いようです。
この席で、濃茶がふるまわれます。
濃茶をいただき三器の拝見がすむと炭を直します。これを後炭といいます。
炭の点前がすむと薄茶の点前があり、薄茶をいただきます。
両器の拝見後、お礼の挨拶をして客は退席します。
後日、亭主宅にお礼に伺うか、電話などでお礼を言います。

茶事の流れを簡単に記しましたが、約4時間ほどの時間を共有します。
そのためには、亭主は数ヶ月前から心の準備をして、準備に取り掛かります。
もしかして、数ヶ月以上前かもしれません。そんな亭主の気持ちに感謝の心をあらわし茶事を楽しむのが「一期一会」と言うのでしょうか。

開炉の茶事

開炉の茶事:かいろのちゃじ
11月の初旬、半年間使っていた風炉をしまい、炉を開きます。その時に催す茶事が
開炉の茶事ですが、開炉の頃は、口切りの茶の時期でもありますので、口切りの茶事として行なうことが多いようです。

口切りの茶事は最も正式な茶事と考えられていますので、すべての茶事の基本となる
「炉正午の茶事」で催されます。正午の茶事とは、正午ごろ茶席へ通る様に案内され
初座の席入りをして、初炭(しょずみ)、懐石(かいせき)、中立ち(なかだち)、
後入り(ごいり)、濃茶、後炭(ごずみ)、薄茶の順で行なわれます。

初炭とは:炉の茶事の初めに行なわれる炭点前で、濃茶を点てる湯がよく沸くよう、
美しく炭をつぐ点前です。
中立ちとは:炉の茶事の時に、懐石の後、客一同が露地に出る事です。客が露地の
腰掛で待つ間に、亭主は席中の飾つけなどを改めます。
後入りとは:中立ちのあと、再び席中に入る事です。

口切り

茶席では、11月の初旬、立冬を待って、春から半年間使っていた風炉をしまい、炉を開きます。利休さんは、柚子が黄色く色ずく頃に、炉を開いたと言われています。
この開炉の頃は、また口切りの茶の時期でもあります。
5月に摘まれた新茶は、茶葉にされ、そのあと茶壷に詰められます。茶壷は、そのまま夏、秋を越し、開炉の時期を迎えます。その頃になると茶壷の中の茶葉は、まろみを帯びてまったりとした味わいになっているそうです。そこで初めて茶壷の口を切り
茶葉を臼でひいて茶をたてるのです。こうした新茶を初めてもてなすのが口切りの
茶事です。しかし、今は臼でひく方は少ないのではないでしようか。
口切りの茶事は、最も正式な茶事と言われております。また、その年の茶の使い始めで『茶の正月』とも言います。

茶事の心

亭主は心から客を敬い、客は亭主の心入れをありがたく受け、一生に一度の事と思って感謝する。このお互いの心の通い合いを大切に、主客心を合わせて一座建立する事が、茶事の心であると言われています。

難しい文章を読むより、茶事にまねかれ、当日、打ち水された露地を歩く時から、いかに亭主の方が準備に大変だったかわかります。ましてや、茶室に入った時は感激です。この場を与えていただいた亭主に、感謝すれば当然のように、気持ちよく茶事を進めていこうと言う思いがわいてきます。

茶事はとても季節を表していると思います。
普通よく行なわれる茶事は、「口切り」 『夜咄」 「暁の茶」 『朝茶」
「名残り」 『初釜」があります。

朝茶

朝茶に思う

8月中旬の日曜日に朝茶によばれて行ってきました。
朝の6時に席入りをして9時40分に退席しました。
お客は5人でした。
大体朝茶にかける時間は何時間がいいのだろうと話したのですが、
普通お客3人で3時間位と聞いていますが、亭主と正客の息が合っていて、
客同士の息もあっていて亭主の手際がよければ3時間で終わるのだろうかと思いました。
亭主の心遣いが伝わってきたお茶事でした。

茶事 朝茶 

水屋で相伴の終わった亭主は吸い物を出して、次に八寸に通常、海と山の酒肴を盛り酒をつぎ、肴を勧めてさらに客と亭主との間に盃を交わします。

この盃は、正客の盃を亭主が頂き、そしてこの盃を、亭主から次客へ、次客から、亭主へ、又亭主から三客へと千鳥の足取りのように亭主とお客の間を動いていくので、[千鳥の盃]と呼ばれています。

茶事 朝茶 

初座 懐石(かいせき)作法

朝の軽い食事として一汁二菜の懐石を頂きます。

(亭主)
客に座布団をすすめる。
正客に膳を運び、正客は一膝進み出て膳を受け礼を交わして、膳を置く。
(正客)
一ひざ下がり、次客に「お先に」と会釈して膳を引く。
(亭主)
客一同に膳を運び出し、給仕口で「おとりあげください」と挨拶する。
(客)
一同「お相伴します」とあいさつをし、左右の椀の蓋を同時に取り、左の飯椀の蓋を下に、その上に右の汁椀の蓋を伏せて合わせ、膳の右横に置く。
先に飯を一口先にいただき、次に汁をいただく。
汁椀の飲み口は懐紙で清めて蓋をします。飯は常に少し残します。
(亭主)
香の物を運び出します。
亭主は左手に盃台、右手に銚子を持って正客の前に座り、盃台の向きを変えて正客の前に置く。
(正客)
盃台を次客との間に置いて一礼し、上の盃を取って亭主の酒を受ける。
(亭主)
お詰めまで酒をつぐと銚子を正客に預ける。
(客)
客は互いに酒をつぎ、向付をいただく。
(亭主)
飯次を持ち出す。
(正客)
飯次の蓋を亭主が開けるのを見て、「お任せを」と挨拶する。
(亭主)
飯次を正客に預け、飯次の上にのせてあった丸盆で汁替えをすすめ、正客は汁椀を差し出す。
(正客)
飯次の蓋を取り、蓋をお詰めまで送る。
(亭主)
汁を替えて正客にすすめる。
(客)
客は飯をとりまわし、お詰めは飯を残さずとりきる戸、飯次に蓋をして下座に預かる。
(正客)
頃合いを見て、香の物を向付の器に取り、次客に送る。
(亭主)
煮物椀をはこび、一同にはこびだしたら「冷めぬうちに」とすすめる。
二度目の飯次を持ち出し、正客にすすめる。
銚子も改めて持ち出し正客にすすめる。
強肴(しいざかな)を出す。
茶道口で相伴の挨拶をする。
(正客)
「お持ちだしを」と亭主にすすめる。
強肴をとりまわす。
(客)
互いに酒をついでいただく。
煮物もいただき終わると椀を懐紙で清め蓋をして、膳正面に返しておく。
飯も椀に少し残しておき、食事が終われば飯椀、汁椀の蓋を閉め盃も懐紙でぬぐい膳におく。
(お詰)
盃台を正客の前に運び、飯次、銚子、強肴の器を戸口まで返しておく。
(亭主)
頃合いを見て戸口をあけ、客に酒飯の具合を尋ね返された器を引く。
次に吸い物を出し、煮物椀を引いたら、戸口で「おとり上げを」の挨拶をする。
(客)
亭主の挨拶をうけ吸い物をいただく。いただき終えると懐紙で飲み口をぬぐい、蓋をしめて膳の右に置く。


いよいよ亭主と客の酒のやりとりが始まります。どうも私は[千鳥の盃]が苦手です。
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