茶道教室 お茶のある暮らし 【茶道・写真・道具】

茶道を永年続けている友人が、ご主人から
『茶道はそんなに何年も稽古をしないと覚えられないほど難しいものかね』
と尋ねられたそうです。

友人は、『茶道はなかなか奥が深くてねえ』 と答えたそうなんです。
茶道の世界はなかなか奥が深くて稽古をすればするほどやめられません。

とても魅力のある世界です。


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茶席

初釜のしつらえ

DSC03129初釜の時の部屋の様子です

懐石が済み、主菓子を頂いた後、中立ち、後座の席入りしてから
濃茶を点てるために茶入れを、棚前に飾り付けしました。

掛物 春入千林処々鶯(春、千林に入る処々の鶯) 堀内宗心筆
床    丸三宝に俵のし
花入れ 青竹 尺八
花   紅白の椿 結び柳
棚   及台子 青漆爪紅 宗旦好み
 染付け金襴手 捻文皆具

茶入れ  瀬戸 肩衝
茶器   黒大棗 唐松蒔絵

棚 炉縁

炉ぶち写真には、風炉先屏風,棚、水指、茶器、釜が所定の場所にあります。
棚を置いてある畳を道具畳(点前座)と言い、道具畳の右側を客付、左側を勝手付といいます。
手前の畳を踏み込み畳と言い、亭主が出入りする畳です。

炉のしつらえ

部屋
友達のお稽古場が炉のしつらえになりましたので、遊びに行きました。
席中の様子です。
床には、掛物と花
道具畳は二重棚の初飾りです。


掛物・・色紙に「山呼萬歳聲」山は呼ぶ万歳の声(やまはよぶ ばんぜいのこえ)
花入・・備前
花・・・紅白の椿 黒ロウバイの黄葉
棚・・・二重棚 糸巻き棚(碌々斎好み 二重の下の棚に糸巻きの透かしがある)
水指・・桶側(おけがわ)胴に十数本の縦線を入れ、桶のような形に作ったもの
釜 ・・真形釜(しんなりがま)

炉はお湯を沸かすために茶席に切られた囲炉裏のことです。

炉では、亭主は客付き斜めに向き、点前をします。炉をはさんで亭主と客が向かい会うので親しみを感じます。

床の間のある日本の座敷には、上座(じょうざ)と下座(げざ)があります。
上座は、床の間に近い座を言い、茶席では、正客が座る席です。
下座は、床の間から遠い方で末客の席になります。
 

自服 服かげん

お茶の稽古をしていると、まず言葉使いに驚きませんか?
あまり聞きなれない言葉が出てきますので驚きましたが、毎回聞いていると、自分のものになってきました。

濃茶を点てて、客に出し、正客が一口飲んだ後、亭主が「お服かげんは、いかがでしょうか?」と尋ねます
先生によってお答えの言葉は違いますが、「大変結構でございます。」「結構なお服かげんでございます」などお答えすると思います。
お服加減はいかがですか?とは、亭主が点てたお茶のお湯の温度や、お練具合、茶の濃さなどはどうでしたかと言うことです。

薄茶の時に、正客が「ご亭主もご自服ください」と亭主にすすめるときがあります。
その時は、亭主が点てたお茶を自ら飲むことです。

普段丁寧な言葉を使わなかった私は、お茶の席でことばが出てこなく、恥ずかしい思いをしたことがたびたびありました。
それで出来うる限り普段から言葉使いには、気をつけるようにしています。
でも、茶事の時の挨拶の稽古をするときは、やはり正客らしく時季の挨拶をすることが出来ません。
ただ、お茶の時の言葉を言うのではなく、社会に目を向け、季節を感じながら生活を普段からしているといいのかなと思ったりもします。

表千家九州茶道館

11月5日、6日、7日に表千家九州茶道館30周年記念茶会が開かれました。
会記に次のように記されていました。

表千家九州茶道館とは
 今から30数年前、即中斎宗匠と当時の而妙斎宗員若宗匠は、「九州の地に表千家茶道、すなわち利休居士の道統を伝えたい。その為には、千家流の正統の形をもって、その心を伝える事が大切である。」と言う思いがありました。
 即中斎宗匠、而妙斎若宗匠の思いと、地元九州・福岡の同門社中の表千家への熱意が一つになり、かくして、九州に茶道館が建設される事になりました。
 茶道館建設に際しては、家元に現存する利休居士以来の遺構を出来るかぎる忠実に写す努力がはらわれ、清友軒、聴鐘亭、九畳敷写、松風楼写、花月楼写の茶室や路地が作られました。
 茶道館は昭和51年八月に着工、翌年12月に竣工いたしました。昭和53年3月には、九州茶道館落成披露茶会が盛大に催されています。
 現在では毎年恒例の行事として、新春の初釜に始まり,利休忌、即中斎宗匠を偲ぶ茶会、月釜など様々な行事が催され、名実ともに九州における表千家茶道の活動拠点としての役割を担っています。              

聴鐘亭とは
 家元の残月亭に準じて作られ、而妙斎宗匠より「聴鐘亭」と名付けられました。
十畳敷と二畳の床,付書院など、残月亭を忠実に写しています。
「聴鐘」とは、菅原道真公が大宰府で詠まれた漢詩「不出門」の一節から取られました。

都府楼鑱看瓦色   都府楼にはわずかに瓦のいろをみる
観音寺只聴鐘聲   観音寺ただかねの声のみきく
中懐好逐孤雲去   中懐はことむなし 孤雲にしたがひてさる
外物相逢満月迎   外物はあいあひて満月ぞむかふる
此地雖身無檢繋   このところは身の検繋せらるること無くとも
何爲寸歩出門行   何すれぞ 寸歩も門を出でて行かむ
                          会記より
当日、「聴鐘亭」には
「一華開五葉」(いっけごようをひらく)の掛物が掛かっていました。
お祝いの席でよく拝見します。
一輪の花が五つの葉を茂らせ、自然にその実は実る。
禅語の意味は解りませんが、一般では、家業や子孫の繁栄を祝う語として用いられています。

花入れは、六代覚々斎作の竹一重切 銘が白頭
花は、椿、丸葉まんさく がいけてありました。  
銘の白頭とはどんな感じだったのか覚えていませんが、丸葉まんさくの照り葉がとても綺麗でした。

                           

                             

立礼の客 作法

立礼での客の作法は、ほとんど薄茶をいただく時と同じです。

常のようにお点前が始まり、水屋より菓子が運ばれます。立礼の場合、銘々皿の使われることがしばしばあります。
塗り物や焼物の銘々皿に、一人分の菓子をのせて、くろもじを添え半東が運び出します。亭主が茶筅とおしにかかるころ、お菓子を頂きます。
銘々皿を点前に寄せ、懐紙を出して菓子をとり、銘々皿を懐紙で清め、くろもじは
お皿とともに返しても、そのままそのくろもじで菓子を頂いてもかまいません。
昔は、そのくろもじを持ち帰っていたようですが、今はお返しする事のほうが多いようです。
茶碗は半東が運んできてテーブルの上に置きますので礼をしていただきます。
頂きかたは、正客であれば次客にお先に頂く礼をしてから頂きます。
次客、三客もいつものようにします。
両器の拝見は、半東が運んできますのでいつものようにします。テーブルの上で器を
扱う時は注意しなくてはなりません。

大寄せの茶会では、薄茶を立礼で行なうことがありますが、煙草盆を置いてあるテーブルが正客の席ですので、自信のない方や、初心者の方は遠慮したほうが無難です。
大寄せの茶会での両器の拝見は、立礼卓の脇のテーブルに飾りつけしています。


口切り

茶席では、11月の初旬、立冬を待って、春から半年間使っていた風炉をしまい、炉を開きます。利休さんは、柚子が黄色く色ずく頃に、炉を開いたと言われています。
この開炉の頃は、また口切りの茶の時期でもあります。
5月に摘まれた新茶は、茶葉にされ、そのあと茶壷に詰められます。茶壷は、そのまま夏、秋を越し、開炉の時期を迎えます。その頃になると茶壷の中の茶葉は、まろみを帯びてまったりとした味わいになっているそうです。そこで初めて茶壷の口を切り
茶葉を臼でひいて茶をたてるのです。こうした新茶を初めてもてなすのが口切りの
茶事です。しかし、今は臼でひく方は少ないのではないでしようか。
口切りの茶事は、最も正式な茶事と言われております。また、その年の茶の使い始めで『茶の正月』とも言います。

中置き

いつの間にか10月になってしまいました。
少しずつ気温も下がり、肌寒く感じるようになると「火」が恋しくなります。
この時季になると席内は、風炉を客の方へ近ずけて点前畳の中央に据え、水指は風炉
の左横に置きます。このときは細水指を使い、中置のしつらえになります。
侘びた感じの道具を取り合わせ、去り行く秋を惜しむようです。

お花は秋明菊をよく入れています。白の秋明菊は竹の花入れに合うようです。
野菊、藤はかま、ほととぎす、われもこうなどが咲いています。

掛け軸 月の字のつく語句

「月」の字が入っている字句を調べてみました。
「清風拂名月」 「掬水月在手」 「海月澄無影」 「水清魚嚼月」「吾心似秋月」
「歳月不待人」 「壷中日月長」 「水急不流月」 「夜深名月孤」「兎子望月」
「和月賣珊瑚」 「伴歸無月村」 「坐水月道場」 「月随碧山轉」「僧敲月下門」「月清千古秋」 「擔泉帯月帰」 「月下弾琵琶」 「山高月上遅」「止可談風月」「水和名月流」 「秋月掦明輝」 「池成月自来」 「山雲海月」 「月自風清」
「江月照松風吹」 「三十五夜中新月色」 「月上青山玉一団」「風吹不動天邊月」

読みと禅語の意味を調べようと思います。

もう10年ほど前の事ですが、資格者講習会の時に、お家元からお見えになった宗匠が、「皆さんは、もうお点前は出来ますので、これからはお家元の歴代の宗匠の事を調べるとか、焼物の事を調べるなど、点前以外の事を勉強して下さい。そうすれば、もっとお茶が楽しくなります。」と言われました。
時折、その言葉を思い出すのですが、なかなか行動に移すことはありませんでした。これからは、少しでも勉強して、お茶の幅を広げられたらと思います。 

同じ釜の湯

遅めの天然忌を行ないました。
91歳を筆頭に年の差が55歳の10数人が先生のお宅に集まりました。
供茶に始まり花寄せ、且座、数茶を行ない、昼食のあと年配の方に濃茶を一服差し上げておしまいにしました。

高齢の方は毎月のお稽古を休んでいますが、催事の時には参加します。
今日も久しぶりの集まりをとても喜んでいたようでした。
お互い耳の遠いもの同士の会話を、横で聞いていると、チンプンカンプンの返事をしているのに、いつまでも会話が続いています。
これも長い間、同じ釜のお湯を飲んできたからなのでしょうか。

而妙斎宗匠が[お茶を楽しんでください]とよく言われますが、まさにこの事だなと思います。
 
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