平水指平水指暑い暑い夏の頃、お客様をお招きするにはとても気を使いますね。お茶は雰囲気を大切にしているので見た目に、夏は涼しく感じる工夫をしていますね。

お茶室のしつらえは、室内ではできるだけ火気を少なくするように風炉を小さくしたり、戸障子は所々外したり、また簾をかけたり、籠花入れに水を含んだ花を入れ、点前に使う茶碗も浅くて口の広い平茶碗を使い、そして写真のように口の広い水指に水をたっぷりと入れ涼しさを感じさせます。
自然の力で涼しさを演出していますよね。
昔、稽古の時じわじわと汗が流れ、稽古が終わり家に帰り着くと、体が痒くてつら飼った事を覚えています。今は冷房なしでは考えられません。

割蓋の蓋を開ける時、「よく考えているなあ」と感心します。
まず、右手の指先で、蓋の右半分の手前を軽く押さえ、左手で左半分の蓋を上に持ち上げ、垂直に立てます。正面から蓋の形がL字になっています。ここで右手を離し、左手で持っている少し上あたりに持ち替え、左手をはなし、蓋全体が左にずれないように左指先でとめて、静かに右手で倒し右半分の上に重ねます。蓋をする時は逆をたどります。