茶道教室 お茶のある暮らし 【茶道・写真・道具】

茶道を永年続けている友人が、ご主人から
『茶道はそんなに何年も稽古をしないと覚えられないほど難しいものかね』
と尋ねられたそうです。

友人は、『茶道はなかなか奥が深くてねえ』 と答えたそうなんです。
茶道の世界はなかなか奥が深くて稽古をすればするほどやめられません。

とても魅力のある世界です。


Copyright (C) 2008-2012 茶道教室 お茶のある暮らし. All Rights Reserved.
当サイトに掲載された文章・画像・データ等の無断転載を禁じます。



茶会

神光照天地

神光照天地4月のある日大寄せの茶会に出かけました。
お床には、即中斎筆「神光照天地」が掛けられていました。
どのお道具を見ても、而妙斎箱書付、尋牛斎箱書付、惺斎箱書付、即中斎箱書付、等
私には手にできないお道具ばかりでした。
以前は茶会に行った時、どうしてこんなに立派なお道具をたくさん出すのだろうと理解できず、茶会がいやでした。
でも歳を重ねるにつれ、自分にもてないお道具を拝見させていただこうと思うようになり、今は、大切に保存されているお道具を拝見させていただける事が楽しみになりました。

「神光照天地」 しんこう、てんちをてらす
神光とは、中国禅宗の第二祖慧可(だいにそえか)の本名で、慧可が初祖達磨の法を嗣いだお陰で禅が栄え、その徳が天地を照らし出したと言う意味。
また単に、神の威徳の光が天地を照らしている解してもよい。 有馬頼底氏監修の辞典より引用させていただきました。

着物 付け下げ

付け下げは、訪問着を略式した,訪問着より気軽で小紋より格の高い染めの着物です。

付け下げの特徴は、左右の身頃や、肩から袖にかけても模様がつながっていません。
着た時に、模様ががすべて上向き描かれています。

背縫い、後身頃から前身ごろの模様はつながっておらず、上前のおくみと前身ごろの縫い目で模様がつながっている、付け下げ訪問着があります。

付け下げは、値段的にも訪問着より求めやすく、模様がすっきりしているので、訪問着で出かけるほどでもないし、かといって色無地では少し寂しいな、と思う茶会に付け下げで出かけます。

着物 名古屋帯

DSC03174写真は織り名古屋帯です。
額縁仕立てにしています。
お太鼓になる部分を折り返し、残り全体に裏布を付け帯芯を入れます。
仕立て上がりが、幅は約30センチ、長さは3メートル50センチ前後が目安ですが
体格にあわせて仕立てます。 

この仕立てで好きなところは、前幅を二つ折りにするとき、自分の好きな前幅にできることです。

この帯は全面に柄があるので、全通柄といいますが、ワンポイント柄に比べ、前に柄が来るかどうか心配しなくて済むので、私の体型にはすごく助かります。

全体に柄があると、豪華な感じがするので、付け下げに締めることがあります。

今の帯地は、昔と比べ帯の長さも十分ありますが、私の経験から申しますと、
ワンポイント柄の帯を購入される時は、柄が前に来るかどうか確認した方が良いと思います。

茶会などに参加した時、同じ着物、同じ帯の装いを見たことがありません。
着物は値段が高いなと感じますが、自分を出せる装いだと思います。

立礼卓の点前

立礼は、椅子、テーブルを用いてする点前を言います。
明治時代以降、生活様式の欧米化に伴い考えられ、風炉の運び薄茶点前を基本にして行ないます。テーブルの立礼卓も各お家元によるお好みがあります。

一年を通じて行なわれる大寄せの茶会では、長時間座れない方や、初心者の方などには、とても楽にお茶の時間を楽しめるのではないかと思います。
席中には、掛物の替わりに、色紙や短冊を掛け、一輪差しや小さな籠に花をいけているのを見かけます。
また、お家元お好みの卓を使わずにアイデアを生かしたテーブルで行なう事もあります。お点前の作法は室内でする運びの薄茶点前と同じです。

まず道具を運び出します。
茶道口で一礼し、置きつけてある水指の前に、薄茶器、茶碗を持ち出し次に、建水を持ち出し、釜の下の棚に置きます。
場合によっては、水指の前に薄茶きと茶碗を置きつけておきます。
蓋置きを置く場所は、釜の左手前隅に置き、柄杓を引く時は、柄杓の柄を自分と平行になるように、釜前に横向きに置きます。
道具を順に清めていき、茶碗に抹茶を入れます。
水指のふたを開ける時、大きな蓋の時は水指の右横手前に伏せて置きます。
こうすると、ころころと蓋が回らず安心です。
お茶が立つと、茶碗を右横、左横、右手前と持ち替え卓の右横、手前に仮置きし、体を右に回して、茶碗の向きを替え脇の台の上に出します。
茶碗は、半東が客に取次ぎします。



一期一会

私の子供(20代)に、「一期一会」なんと読む?と、きいてみた。
「いっきいっかい」と答えた。ああ、やっぱりなあと、思っていたとおりの答えでしたが、すぐに、「いちごいちえ」そのくらい位知っています。と言われてしまった。

お茶を習い始めの頃、私はなんと読んだらいいのだろうと思い、辞書を引いた記憶があります。その時は全く意味を理解する事が出来ませんでしたが、長い年月を経たこの頃は、なるほどねと思います。特に茶事によばれたときなど、これが「一期一会」なんだと思い、その時間を大切にするよう心がけるようになりました。

「一期」は人間の一生涯、「一会」はただ一度限りの会合の事。
幕末の大老井伊直弼が、
 茶の湯の交会は一期一会といいて、たとえば幾度同じ主客交会するとも、今日の会にふたたびかえらざることを思えば、実に我が一世一度の会なり。と言っています。

 「山上宗二記」に収録されている「路地へ入ルヨリ出ズルマデ、一期ニ一度ノ会ノヤウニ、亭主ヲ敬ヒ畏ルベシ」の言葉より茶会における主客の心構えを表す言葉です
。生涯にたった一度の出会いであると言う気持ちで、主客が互いに誠意を尽くしす様、説いています。

着物 

供養の茶会ではどんな装いをすればいいのか悩んだことありませんか?

控えめな色合いの色無地や江戸小紋が良いと思います。
金、銀の使っていない帯を合わせましょう。

「夢」、「忍」の字や蓮の絵の付いた帯を締めている年配の方をよく見かけます。

利休忌や天然忌などは、もはや悲しみより愛敬の念に満ちた会になってきますので小さなとび柄の小紋でも良いと思います。

若い方は手持ちの中から一番控えめな色合いものを選び黒っぽい小物を組み合わせたらどうでしょうか。

客の作法 薄茶の頂き方

薄茶を頂きましょう。

薄茶はあっさりした味です。二服頂いてもかまいません。疲れた時など熱い薄茶を頂くと疲れが飛んでいきそうです。

さて、いよいよお茶が点ち自分の前に置かれました。
(茶会の時は自分の前に運んでくれます。)

茶碗をとり上座のほうへ置き「いかがですか」と尋ね、次に下座との間に置き「お先にいただきます。」と挨拶をします。
次に亭主に「頂戴いたします。」と挨拶した後、茶碗の正面をずらしていただきます。
飲み口を指で拭いてから茶碗の正面を戻します。
茶碗の拝見をします。



茶碗を回すのは何故?と、思ったことありませんか。

亭主はお茶碗の正面を客に向けて出します。大事な正面で飲んでは失礼になると言うことで正面が左横にくるように回します。
表千家流ではこのようにしますが、他の流派では作法が違う事があります。
作法が違っても、お茶をおいしく頂き、道具を大切に扱う事は同じと思います。


薄茶は三口半(みくちはん)で飲んでしまわないといけないの?
一般に三口半と言われていますが、あくまで標準ですのでお湯の熱さ、量、濃さにより自分がおいしく感じるように飲むことが良いと思います。
もちろん点てる側が適温、適量、適当な濃さになるように心がけて点てなければいけませんが。

客の作法 干菓子の頂き方

干菓子 1       干菓子 2

干菓子を頂きましょう。

薄茶のときに出されるお菓子を干菓子と呼んでいます。
塗りや木地の盆に盛って出されます。

お点前が始まる前に正客の前に持ち出されます。
干菓子が運ばれてきたらお礼をして右膝向こうに仮置きしておきます。
時期を見て菓子器をとなりの客との間に置き「お先にいただきます」と挨拶します。
自分の前に置いて亭主(お稽古のときはお点前の方)に「お菓子を頂戴いたします。」と挨拶します。
懐紙の輪を手前にして膝前に置き菓子を取ります。写真の場合は向こうの朝顔の菓子を先にとります。
次にもみじの菓子をとり、お盆をとなりに送ります。
お菓子をいただきます。

干菓子は水分の少ない菓子で落雁(らくがん)、せんべい、有平糖(あるへいとう)などがあります。
お茶会では亭主はお菓子にも心を配り、会の趣旨や季節などを考えて用意します。
その日のお茶とお菓子が季節と趣向にぴったりだったら客にとっていっそう印象深い楽しい会になるでしょう。

今年の春、茶会に参加したとき(梅の花の押し物とホトトギス)の形をした菓子が出ました。
一緒に行った友達はあまりにきれいで可愛いかったので食べずに持ち帰ったそうです。

礼儀と作法

お稽古を始めて日の浅い方にも大寄せの茶会に参加して、茶の湯の雰囲気を楽しんでほしいとつねずね思っているのですが、大寄せの茶会でも少人数の茶会でも客をもてなす亭主(主催者)の心には変わりなく心を込めて客をもてなしていますので厳粛な気持ちで参加してほしいと思っています。

お客としての心得も年月を重ねての稽古によって自然と身についてくるでしょう。
そうなれば益々お茶への興味と楽しみが増すことでしょう。

又、茶道の作法にはいろいろと決まりごとや、細かな動作が要求され面倒くささを感じる方もいるかも知れませんが、基本の作法をしっかりと身に付けることにより私たち、人と人とが社会の中で生きていく上で大切な、人に不快感を与えない礼儀作法や人を思いやる気持ちが茶道の作法を通じて知らず知らずのうちに身についてくるとおもいます。
Google検索
おすすめ

にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へ 

記事検索
携帯用QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ